ツレがうつになりまして。

監督:佐々部清
原作:細川貂々
脚本:青島武
出演:宮崎あおい堺雅人

★★★★★★★★★☆

なんというのでしょう。
良い悪いではなくて…んー、映画と現実とが絡み合って、
鑑賞中、自分がツレなりハルコさんなりにすり替わったりするのです。

で、映画は?と言われれば、アタシは好き。
きっと、ウツというものの描き方の意見は人それぞれ。
実際に経験していたり、経験している人のそばにいる人もいるだろう。
きっと、もっと壮絶なのかもしれない。
美化しすぎだーと言う人もいるだろう。

でも、知らない人も多い。アタシその一人。
ウツを知る入り口にこれがあってもいいと思う。すごく、いいと思う。

ウツは意外と側に、そっと隣にいるんだろうな。
ココロの風邪。宇宙風邪。治りが少し悪い。
こんな風に受け入れていけたらいいだろうな。
そっと、受け入れ受け入れられたらいいんだろうな。

ウツになったり、ウツになった人のそばにいる人にも、
がんばらないで。のメッセージになる、と、思いたい。

自分だって、そばにいる人だって、
いつこの宇宙風邪にかかるか、わからないよね。。

映画自体の雰囲気、バランス、名脇役のイグとチビ、
それらも好き。いろいろな優しさも詰まっていて。
個人的には、あちゃっ。。って思ったところはあるけど(^ ^)
飛び出してくるところ。観たらわかるのだ。